だめ社会人の放課後

2003年6月4日(水) 黒文才紅太郎

今、中央では「角○書店の商標登録問題」で揺れている。これは角○書店が「『NPO』という単語を商標登録する」というにわかには信じがたい話しだが、しかも特許庁サイドでは1年2ヶ月の審査を経て3月7日に登録を認めてしまうという更に信じられないオマケ付きの展開になった。一体この1年2ヶ月の間は何を審査していたのか疑問が残る。現在進めている登録手続きが完了した場合、仮に「NPO」の3文字を角○書店以外のNPOが用いたとすれば商標権侵害行為にあたるという、誰もが予想だにしなかった異常事態になるわけだ。
東京の某NPOセンターのYYさんはこの事態を「文化的貧困の表れ」と表し、大阪のNPO関係者が中心になって全国のNPOへ呼びかけ、角○書店へ商標登録の取り下げを訴えている。いずれにしても(申請者も認めた側も)「NPO」を軽視している現れだと言える。しかしだいぶ書店側にクレームが入っているようであるので(当然だが)、今後の動向が注目されるところだ。

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