某支援ネットワークの事務職員が、どういった理由か3月末で全員辞職するらしい。事実上の崩壊だ。これでは日常の運営が出来なくなるどころか、建物自体が管理できなくなる。内部的に課題を抱えているとは聞こえていたし、周囲のNPOや市民団体からも、だいぶ批判がある事は知っていたが。
県内では唯一、年間○千万円前後の税金や、県内全市町村からの会費が投入されていた。公設とは言わないが、まぁそういったNPO法人だ。本来的な使命は、県内のNPO支援とネットワーキングのはずだった。しかしこれまでどんな実績があるのか。
代表理事が「まぁ5年間経過したが、何も実績が上がってないとの批判はあるかも知れないが、時期的にまだNPOというもの自体が早すぎるから仕方ない…。」と、余りに無責任でお気楽過ぎるんじゃないかというところで、どうやら県サイドからも、事務所の閉鎖やら立ち退き勧告なども出たらしい。
もし事実としてこの件が露骨に明るみに出れば、ますます社会的な議論になってくるだろう。
しかし、NPO支援センターの事務局という修羅場を潜り抜けてきたお二方、今まで大変お疲れ様でした。誰でも出来る仕事では無いし、余計に寂しくなる。草創期からのメンバーは、あと何人生き残ってるんだろう。庄内には私とK子さんとI間さんか。ここ1年でも、皆どんどん辞めて行ったり離れていった。長続きしない。私は6月を迎える事が出来れば3年間、4年目になる。新人だった私が最古参だ。酒田のPOは、赤字体質や借金問題もあり、K子さんもI間さんも大苦戦。S内市民活動センターも、N尻さんが12月までという事で、活力が失われつつある。庄内NPOセンターはどう持ち堪えられるのか。死中に活を求めつつ、もしかすると、これでもまだマシなのかも知れない。
でも何となく、こういった追い詰められた状況を、逆に楽しんでいるかの様な自分が見え隠れするような気もしている(苦笑)。
山形を中心に、また別の場所で、人が戻り再集結している様子が聞こえてくる。特にT川原さん、期待しているので、ぜひ死力を尽くして頑張ってほしい。
4月以降の庄内NPOセンターの標語は「死力を尽くそう!」か、「全庄内№1ヒット!30万人が涙する感動の拠点!」とかかな。
日本型のNPO法人の理事は、大多数が中身を理解していないだろう。経営する気が無い様に見える事もあるし、もしくはY沢市でがんばっているT田さんの様に「いざとなったら逃げようとするだけで、自腹を切る覚悟もない人間に法人役員の責務が務まるわけがない。理事は最悪毎年100万円以上と職員分の給与を寄付しろ。」というのは言えてるのかも知れない。そういう意味では貧乏人がいくら集まったところで何が出来るかというシニカルな表現も出てくる。もしくは給料を貰う人が一職員でいるのは無理だと思う。せめてそういう人が理事長ないし専務理事だ。本気で動ける人に何も権限がなく責任だけ被せられるのは、悲惨で仕方ない。給料が払えない事態について「この組織の経営方針上、仕方無い。悪いが他でバイトでもして稼いでくれ。」で済まされる傾向がある。そういう点で職員と役員と組織の関係は微妙な実態があるのかも。
ま、大丈夫だ。庄内NPOセンターには私が居る(笑)