過日、ある庄内のNPO法人が、5年間殆ど機能してこなかったと自ら認めてしまった県庁直轄の某NPO法人に対して、経営改善及び改善が見込めるまでは、今後も無条件で公的資金を投入し続けるのは如何なものか、という内容の要望書を県に提出した。
ただ先方としては「確かに5年間で言うほどの実績はあがっていないが、それは組織運営上の問題ではなく、山形の県民性や地域性によるもので、NPOという認識自体、山形県内にはまだ早い。NPOというものが理解されて無い中では、上手くいかなくても仕方無い事だろう。」との事だった。
だが、いきなり「庄内のNPOはお金が欲しいからそんな事を言って批判するんだ。」と言われては、一般的な感覚では黙ってられないだろうなぁ。それとも、わざと論点を逸らしたのだろうか。でも内陸とか周りはそう見てるんだろうか。
某NPO、今年度は活躍に期待して欲しいと言ってたが、参ったな。仮にも「これまで5年間、殆ど成果は上がってない。」「具体的な改善策はとりあえず無い。」と自分で言ってるところに…。仮にも公金なんだから?、使い道とか効率とか、もうちょっと考えてもいいんじゃないだろうか、とは感じるけど。これ以上「まぁまぁ」で済ませて良いのだろうかなぁ。
ただやっぱり「もうちょっとやりようがあるんじゃないか」とか突っ込むと、NPOセンターも逆に「結局うちが羨ましいだけだなんだろう。」とか言われるんだろうし。
これまでもそうだが、多くの意見や正論も、そうやって揚げ足取られては虚しくなるだけみたいだ。周囲からとやかく批判されつつも、殆ど実績を上げられずとも、会員や関係団体が次々と離れていっても、誰も利用しなくなりつつあっても、結局ずっと何も変わらずに継続できているというのが一つ凄い事だ。以前から、どういう力が作用しているのか興味はあったけど、…やはり知るべきでも見るべきでも無い様な気がしてきた(苦笑)。
ま、今回は仮に挑発だとしても、庄内NPOセンターはそういった部分とは関わらず、地道に実績を上げられる様にがんばろう。