苦しい、辛い、…また倒れそうだ。並みの言葉での表現は無理だ。それでも「やるしかない」とでも言えばいいのか。
最近は内部的に「もっと共同歩調を取れ」と言われる。周囲から見ても、庄内NPOセンターは早過ぎる、と。地域的にではない、脱皮の速度が全国的に速過ぎる。普通は1年でやる事を、3~4ヶ月で終えている?
良くは知らない。私は現場的な判断でしか進めてないので。ただ、よく解らないまでに、周囲からの勝手な都合で「まぁまぁ」と言われる事に腹が立つ事が増えてきた。それだけ私も焦っているのだろうか。もしくは自重せねばならない。
今日は午後から県庁の商工労働観光部の方々のヒアリングに付き添った。やはり地域の声、という事で、私の勉強にもなった。想いも実力も冷静に判断して、継続を考えられるところは、おそらくやれる。問題なのは、想いや一時の勢いはあっても、具体的に何も実施出来ないところだ。もしくは内部完結できない団体。
私個人は何に梃入れしようとも思わない。ただ頑張る人を応援したい、というのが根本だが。
「NPO法人の設立」というもの自体について。今まで県内外15~20事例くらいは付き合っただろうか。おおよそ各団体は「法人を設立」するのが目的であり、それでほぼ力を使い果たす。あくまで「社会的に自分たちの活動を評価されたい。」その想いに尽きると思う。しかし哀しいかな、法人化したところで、義務や責任が増えるだけで、思ったほどに県民の評価が上がるとか、行政の対応が変わるとか、予想していた効果は現れなかった、というのが現実の部分だ。
経営や運営上の課題というのは、案外に二の次、三の次、という問題なのだ。法人化すれば何とかなる、という夢想はいまだ抜けない。
そのうえで、今後どうしたらいい?と言われても。感覚が違う。自分たちで会社を立ち上げておいて、いきなり経営難に直面して「助けてくれ」と言われても、いい迷惑でしか無い。その点、仮にも「センター」と名乗ってしまうと後が怖い。何でもかんでも相談に乗ってくれと。
NPOはボランティア団体ではない。仮にも法人格を持ち、半ば企業といっても良いのだから、組織運営はその役員会のレベルでこなしてもらいたい。
「私たちは理事と言ってもボランティアなんだし、責任なんて取る必要もないし、取れるわけないわよね。」と言うNPO法人の理事が過去にたくさん居た。現在もそうかも知れないが。
もしくは、日本のNPOはそれでいいのかも知れないと考えてもしまう。経営する気も無ければ、言うほど実行する気も、やる気も無い。
何だか、私は言い訳に疲れた気がする。「NPOはボランティアだから、何でも無料でやるんでしょう?」とか「行政からお金もらって好き勝手にやってるんでしょう?」とか、そういった質問への回答に疲れてしまった。毎回同じだ。もう「はい、そうです。」の一言で済ませてしまいたい(苦笑)
「庄内NPOセンター」とは何か。ここに来て、また迷いが生じる。自分の弱さなのだろう(苦笑)
、…また倒れそうだ
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2004年6月8日
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