NPOセンターが崩壊というか、分裂の危機にある。

Posted by – 2005年5月29日

NPOセンターが崩壊というか、分裂の危機にある。いや、正確には解散に近い方向で動いている。
共同事務所というスタイルは、皆が情報を共有したり、仲間同士で課題があれば相談もしやすく解決も図りやすい。物理的に近い分、連携も協力もしやすい。各団体のランニングコストも軽くて済む、はずだった。
しかし、その中で、誰が代表か、誰が偉いか、誰に服従せねばならないか。積極的に、上下関係や統制を求める動き、自分たちの意に従わせようとする動きが出て来た。
元から、組織の趣旨が違えば、方向性もやる事も違う団体同士。同じ場所には居るが、その中で、協調や連携はあっても、服従や統制は無い。あまり意味も無い気がする。
物事は明確な合意形成の中で、ルールに沿って動き、他の団体の間でも、一定の秩序が保たれていた。服従や統制など、そういう発想は無いはずだった。
仮に代表者や、権限、権力というものがあっても、それはルールを守らせるためのもの、周囲との調整を図るためのものであっただろう。
それを使えば、周囲を無視して自分の思い通りにやれる、という類のものではない。

たかだか、ここ数日だけにしても、既にトラブル続きで、目を覆いたくなってきた。
事業の責任者として、通知も承諾も無く勝手に人の名前を使い広報する。
自分たちの言うことを聞かないから?と、勝手に他の団体の職員を解雇しようとする。
他の組織の事業や組織判断を、自分たちの理事会で決定する。


今の私は現場に居られないが、現場からの苦情が絶えない。
何の権利があってか、しかし、そうやる本人たちにとっては、あたかも他の団体に介入したり、行動を指示するのは当然の事で、大した問題でもないかのような話が聞こえてくる(多少の誘導はあるにしても)。
その中で、自分たちの組織の自律性と主体性を守るために、積極的にセンターから出て行こうとする団体もあるようだ。そういった無責任なゴタゴタに巻き込まれるのが嫌で、もうNPOを辞めてしまう人も出てくるだろう。
おおよそ当人にも何も自覚が無かったのかも知れないが、これまでの色んな経過や軋轢の中で生じた信用問題や人間関係の問題で、出来てしまった溝は大きかった。今回はそれに拍車をかけた。
ここに至り、邪推が邪推を招き、感情的にも修復は極めて困難で、今更の調整も不可能な程だ。

他の団体やその関係者が、中々自分の思い通りに動かないからと言って、
力づくで言う事を聞かせようとすれば、敵意が生まれる。
権威で押さえつけようとすれば、反感を買う。
仮に尊敬も信頼も実績も無い人が、自己満足のために、合意形成すら図らずに決めた事を、いくら大声で命令したところで、素直に従う人間は普通あまり居ない。
最初から脅しておいて、脅しが効かないと解ると、急に頭を下げてお願いして見せたところで(周囲にはそう見えている)、信用も既に無かった。
「オオカミ少年」に近い。

私自身、一旦離れて、NPOを外から見る必要が確かにある。ちょうど、それが今のタイミングなのだろうか。
活動内容や組織の目的云々ではなく、人間関係のゴタゴタばかりが目に付けば、いつまでたってもNPOの評価は上がらない。
仮にも一理事の面子や建前のために、皆が振り回され、不当な圧力や威力も受けてしまう。
皆で決めた決断が、1人の人間の面子や建前のために簡単に覆り、より多くの苦労を分かち合うはめになり、本来の動きが取れなくなる。
それでも、誰か1人が満足すれば、それで良いのか。
ただ、それが何のためなのか。
今回は、こういった共同事務所のような場を運営するに当たっての、危機管理の問題だった。「良い勉強になった。」では済まされないだろうが、反省は活かさねばならない。
許されるなら、もう一度、できるだけ初心に還って再考したい。

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