K藤「石塚君は勝手に勘違いしてるんだよ。俺たちは石塚君を応援するために、サポートするために居るんだから。誤解だよ。」
K谷「うそだ、うそ。どう見ても石塚君ら現場の善意を食いつぶしてるだけだ(苦笑)。」
石塚「私が問いたいのは、形式とか建前じゃなくて実態とか実質なんですが。」
K藤「だから簡単なんだよ。石塚君が理事になればいいじゃないか。そうすれば出来ない事は出来ないと理事会で言える。」
K谷「…それでも、結果的には今と余り変わらない様な気がするな(苦笑)。」
石塚「組織的に一線を引かない限り、何でもかんでも理事が勝手に決めた事を、あとは事務局って押し付けるだけじゃないですか。」
K藤「だから皆は石塚君が主導権を握る事を期待してるんだって。あとは任せるからやりたいようにやってくれ。」
石塚「…普通の会社だったら、そんな役員は居ませんね。」
A部「私は現状維持してほしい。給料は払えないけど、石塚君が抜けると、グラウンドワークとか一気に空中分解する。
K間さんからもそう指摘されて、そんな事を簡単に決めるなと怒られたんだから。
K間さん顔色変えて、K藤くんを呼べとかK子くん呼べとか、組織の終息時期とか方法とか考え始めてるよ。」
K谷「ま、そりゃもっともだ。でも給料が払えないのは経営側の理事責任だ。みんな石塚君に甘えすぎてる。」
石塚「もう関わらないとは言ってませんよ。グラウンドワークとかNPOでは給料払えないなら、私は他で稼いでくるので。」
K谷「K間さんなら、そういう状況であれば、石塚君の話を解ると思うけどね。現場の理事責任は追及するとして(笑)」
A部「もうちょっと、待ってくれ。」
石塚「それは3年間、聞き飽きましたよーだ。」
K谷「最初から、責任取るって言った人が責任取れば、何も問題はないんだけどな。」
資金的な課題は、実は余り大きくないと思っている。ちゃんとすればいいだけなんだから(苦笑)
協力してくれているボランティアはもとより、要は人と人とのコミュニケーションとか、信頼関係の問題で、その上での組織運営だとか事業運営が課題になる。
ボランティアスタッフが欲しいのは社会性だとか、動機付けであり、精神的な満足感だ。
やる必要がどこにあるのか、やる意味があるのか、なぜ自分がやるのか、解らなければ辛いだけで、コーディネーター(もしくは担当理事)は最低限、「与える」と言ったらおこがましいが、それを示せなければいけない。
従来のように、単に「人を集めてくれ。」とか「やれ。」と言っても、人は本心では動かない。
仮に人が集まらないというが、商店に限らず、NPOもその事業に魅力を求められる。
これまでの事業の半数以上は、ほぼ思い付きだけといっても過言ではない。調整とか体制作りだとか予算計画とか実施シミュレーションとか、綿密さに欠ける。それでいい場合もあるが、たいていは悪い場合のほうが多い。
また本来のNPOセンターや市民センターの理想形とは、職員給与などはともかく、せめて場の維持については、寄付や協賛など、おおよそ市民サイドに支えられるものであって欲しい。
初心に帰って基盤整備をしたい。第1段階・拠点の安定運営、第2段階・職員給与の安定確保、第3段階・余裕のある事業展開。
…3ヶ月で出来るわけ無いか(苦笑)
せめて、3年間の成果を出すべく、悪あがきしてみましょうか。