Category: ■第3部 – 庄内NPOセンター運営日記

NPOはいつも内部崩壊だ


年度末目前、4月から新たな展開が見えていた矢先、またもや躓いた。
誰の引き金か、半年か1年ごとに、こういう対人間トラブル、信用を失うようなトラブルが起こる。
けっきょく、どちらも自分だけは悪くない。

外圧などまったく経験したことがない。NPOはいつも内部崩壊だ。外から応援しようとしている人も、皆がっかりだ。
何をやってるのか、信頼を失うのはいつも同じ人だ。ばかばかしい。私もここまで来て愚痴がでるとは・・・。

理論先行で人を理解してないのではないか?と思う。「まず、あとはよろしく。」
面倒くさくなると決まってそう切り出す。それで投げる。それで、そんな理屈どおり、思い通りに人が動くか?
「悪いけどちょっと手伝ってくれないか?余り難しくないから。」と言われ、迂闊に「はい」と返事をすると、
「引き受けたからには責任も取ってもらう、もっとやる気を出して、求められた以上の成果を出せ!」と、こうなる。

自分がある程度のレベルになったと思う人は、人が自分の思い通りに動かない事を許せなくなるのか。
お願いする時だけ、頼むときだけ低姿勢で、影では「とろい、使えない、解ってない。」
そういう人がNPOを経営していることが、NPOの限界なのか。
「やれ」とか「やるべきだ」いうのは誰でも言える。
だが肝心な「やる気にさせる」事が出来ていない。頼むだけ、お願いするだけ、押し付けるだけで、エンパワーがない。
まして、そもそも信頼関係が希薄な中で。何だかんだ言っても、いつも、そうやって人のやる気を挫いている事に気付いてない。
理屈一遍倒だ。人が離れるし、面従腹背、信用もない。
「俺の言ってることが間違ってるか?」と言われれば、間違っては無いだろう。ただ「だから自分の言うとおりにしろ。」と言われても、「はい解りました。」とはならないレベルの話である。人はそう単純ではない。
「確かにあなたはいつも良い事を言う、尊敬したくなる時もある、でもね…。」となる。でもね…、と言いたくなってくる。
周りに、段々協力者が居なくなっていくのはなぜか?
だまし続けて信用を無くしていくからか、人使いが荒いから避けられるのか、期待に反し続けて諦められていくからか、いつも口先ばかりで実が無いからか、楽しくないからか、先が見えないからか、同じこと繰り返すにもほどがある、からか。
周りに人を維持できている人は、組織は、人が集まるのはなぜか?

「学び」で組織は成長する。という本を買った。
リーダーとマネージャーの役割など、日ごろ感じる事を体系化して示してくれている。
比較的わかりやすい。

お互い信頼がない、だましだましの組織はうんざりだ。誰もやる気を出せない。
ここで諦めるか、新しい組織を別に作るか。このままではまた、同じ事を繰り返すだけだろう。
人は変わらない。反省もない。変えようとも思わないし、これからは関わるまいと思えば反省も求めない。
辞めて倒れていくのはいつも現場、事務局。苦しむ、傷つく、癒されない。
辞めていく人に責任をかぶせて反省なし。理事は知らん振り。

それを、これまでにしよう、もうこれでお終いにしよう、そういうつもりでは無かったのか?
何が踏襲させるのか。