別に仕事人生が哀しいというわけでは無いが


世の中はクリスマスイヴ。…いや、別に仕事人生が哀しいというわけでは無いが。
昨夜、庄内NPOセンター運営委員会とNPO法人パートナーシップオフィス理事らとの間で、第1回目になる庄内地域のNPO中間支援組織の機能的もしくは組織的な一元化についての検討会が行われた。
正直なところ第1回目という事もあり、また初対面の方も居るので、話としては余りまとまりを見なかったが、今後も検討を継続するという点で合意があった。
もしくは一元化とか集約とか合併というものに対する個々のイメージから、事務所を維持する資金の負担はどうなるのかとか、損をするとか得をするとか、メリット・デメリットという点で、何かしらの誤解も多かったのではないかとも感じた。
個人的には、仮に庄内NPOセンターという組織名称での統一と、鶴岡支部・酒田支部という形での分類。また運営方針については運営委員会の設置、実質管理は今までどおりイーコムやパートナーシップオフィスがそれぞれの支部を分担していく方法で良いのではないかと思った。
パートナーシップオフィスは一法人組織であり、庄内NPOセンター運営委員会は、入居団体の代表者格が構成する任意組織である。組織的にスムーズな合併というのは難しいだろう。
ただ、中間支援組織はそれ自体では成り立たないという事は経験上からも明白で、パートナーシップオフィスも明らかにそこの課題にぶつかっている。中間支援それ自体は採算性が無いからだ。パートナーシップオフィスは、環境分野の事業による収入で成り立って来た部分もあったが、グラウンドワーク庄内の設立に伴い、そういった分野の事業収入の減少が見込まれている。つまり今後の資金繰りが可能かどうかの検討もあり、目処が立たない場合は休止もしくは解散する事も当然有り得る。
たとえば、NPO法人化について説明を聞きたい、相談に乗って欲しいと言われると「相談料は1時間1万円です」とか、また無碍に断る事も出来ない。そういった中で1日2~3時間もそういった市民の方々の相談や問い合わせを受け付けていると、収益を得るための肝心の仕事が出来ず、組織維持上、大変辛い場合もある。
これだけ社会的なニーズがあるのだから、せめて場所の維持管理費など、少しくらいは行政サイドの負担があっても良いのではないかという話も出てしまう。が、地域的にか、財政難の中、やはり行政からの積極支援は難しいだろうと思う。
たいていの中間支援組織の場合、例えば山形創造NPO支援ネットワークの場合は、山形県庁から数千万の事業費と、人件費も含めた数百万の運営補助を得る事によって成り立っているらしい。
だから、と安直にも言えないが、そういった事を全て民間の負担で行うというのも、そもそも難しい。市町村の担当課も、実際は市民から問い合わせ等があると、「あそこに行けば詳しく教えてもらえます」という形で、おおよそこちらの方に回してくる事が多い。
現状として、そういった相談や問い合わせが増え続けると、活動としては評価されても、組織が成り立たなくなる。もしくは今後は出来なくなる。
今回も、そういった論点が先ずあるのかも知れない。そこまでして中間支援組織が必要か?
たぶん必要だ。皆が必要性を感じて、重要だと思えばこそ、何とか存続を模索するための今回の話し合いの場が出来たんだろうと思う。
ただ例えば、イーコムは中間支援といっても情報化に特化している。何でもかんでも助けてとか、やって下さいと言われても無理だから、ある意味最初から線引きをしている。具体的には法人に対するウェブサーバー領域の無償提供や、ホスティングだ。イーコムはそれでも良いのかもしれないが、本来的な中間支援機能の場合はかなりの負担だろう。なかなか考える事は多い。
議論は尽きなかったが、その後8時前くらいから忘年会に移行した。夜9時(中締め)以降は、なんとAさんの大暴走という状況だった。…果たしてAさんは自分の言った事を覚えているんだろうか(謎) 私のみならず、周りも相当やられた。ヤバい。そりゃ確かに私は無能だが(苦笑)
傍目に喧嘩寸前。酒席とはいえ、たぶん酔いが覚めても記憶している人はいるだろう。挑戦的に騒ぎを起こすのが好きなんだから。
やっぱりこういう組織は、自分が自分がというのでは駄目なんだとも思うけど。先頭に立つ人はそういうのが多いんだろうか。学生は皆ひいてしまった。もしくは伝えたい事と言ってる事が違うというアクシデントなのかも知れない。まぁ皆さんどうか穏便に。
第2回目の検討会は1月12日に泊り掛けで行われる。

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