NPO=ボランティア=無料=石塚、というイメージの弊害

Posted by – 2004年3月28日

今日は法事だった。我が家は神道なので霊祭という。ようやく深夜になって(1人になって)落ち着いた。コーヒー飲んで日記を書いて、これからまた一仕事だ。
そういえば、親戚が沢山集まったが予想外に一言も説教はされなかった。会話ではNPOの「え」の字も出さないように自重していたのだが、もしかすると、その成果があったのかも知れない。でも今日は今日で疲れた。
しかも、珍しく携帯への仕事の連絡が1本も来なかった。3ヶ月に1日あるか無いかの事。だが明日辺りはとても凄そうだ。この時期、身に覚えが有り過ぎる(謎)。おそらく嵐の前の何とかなのだろう。
あえて言えば知り合いの知り合いからのダイレクトなお願いで「自宅のパソコンとプリンタを繋いで欲しい。」くらいだった。
…周囲が気付かない内に、ある時私が急に電気屋さんになっていたらどうだろうか。そういう依頼は引っ切り無しなので、きっと儲かってしまうだろう。それともどこかの電気屋さん、こんな私を雇いませんか?(爆)
NPO=ボランティア=無料=石塚、というイメージの弊害があればこその私への依頼なのだろう。でもまぁ、これも営業の一環と前向きに考えるしかないか。もっとも私は下手な家電製品店員などよりは詳しい。
さて、毎年毎年「今年がNPOの踏ん張り年」であり「布石になる年」だった。需要が増えてきたのは肌で解っているし(何故かスベスベ)、今後NPOの役割も大きくなっては来るだろうと思う。そういう意味で、ようやく撒いた種が芽吹きつつあるのかも知れない。ただ私自身については、表面上多少は虚勢を張っているが、実は既に疲労困憊で、例えばステージの幕が開ける前にはもう倒れてしまいそうだ。悪いけど倒れるだろう宣言。最近、自覚する分でも事業での強引さや無理が目立って来た。グラウンドワーク、イーコム、その他色々あるが、庄内NPOセンターも含めて、もはや継続維持するだけで手一杯だ。更なる発展拡大という期待は解るが、これ以上は風船が膨らむようなもの。拡大も空洞化では意味がない。ましてや主体的にやろうとする人も居ない中では。とりあえず今のところでさえ、おそらく私が抜けたら一気に崩壊するものが沢山ある。それは極めて異常な事態であり、不健全な体勢だ。それでも崩壊したらマズイと思えばこそ、2ヵ月も無給で維持している(ま、それは私個人の勝手だが)。それくらいのリスクは覚悟していたものの、いざ直面すると改めて厳しさを感じる(苦笑)。
まだ他に誰も続いて来ないのは、協力の体制も出来ない要因の一つは、早過ぎるからだ。内容についての説明も、周囲の理解も、考え方も、マネジメントも、全てが追い付いてないし不正確だ。
この手の失敗はもうしたくない。何かに専念すると、周りが見えなくなる。気が付かない事が多々ある。特に事業だけ見てると解らない事が多い。
関係者の期待から、去年の半ばに、地域情報支援を主軸とするイーコムを立ち上げて、大小併せて既に10近い数の事業もやった。法人化もした。私なんかはそれだけでも疲れた。だが、続いて色んな方々が参画してきて、更に動きつつある。そういった基盤が出来て、示せれば、皆同調してくるような。参加が増え、活力を得て動き出し、展開が広がって…。それはグラウンドワークもそうだ。しかし活用する分には良いかも知れないが、活用される側を、誰がその基盤や母体を支えるのか、支え続けるのか。
発想の転換、一見して派手な事業展開、大胆な構想、目新しい内容。共感、参加、実施、連携…さらなる理想、展望。それらの母体だとか基盤を支えるために、解り辛い、目に見えない大切な部分がある。それを維持している。もしくは表面的に、例えば「庄内NPOセンター」はある。内実は、傍目には理解し難いかも知れない。余り上手く説明も出来ない。
また極端で且つ当然ながら、どのNPOの役員にせよ参加者にせよ、本来的にやりたいのはあくまで事業や活動であって、組織運営ではないという事もある。とすれば、…全部一団体にまとめようかなとも思う。


弟がたまに帰ってきてたので、夜はその同級生の友人が1人遊びに来て、夕食を一緒に取った。東京で新しい職に就くらしい。どこぞの企業のSEになるそうだ。いい機会だと思って、一般的なところも含めて地元就職の話を聞いてみた。NPOの話もした。
地元ではやりたい事が出来ない、認めてもらえない、ちょっと変わっていると軽蔑の目でみられる、年寄りから潰される、職種に対する需要が無い、田舎には何もない、給料が安い…などなど。あと特に若者の就職の条件で、見落としがちなのは「異性にもてる」という部分らしい。そういえばS田さんも言ってた。斬新で格好が良くて、話題性があって人目を引いて…とか。
○○:「石塚さんとかって職業柄、意外に若い女性にもてるんじゃないですか?」
石塚:「いや(意外って何だコラァ!)、自信持って言うのも悔しいけど、全くそんな事ない。」
○○:「NPOって新しくて、時代の寵児で、内容も多彩だし、英語で格好が良さそうだし。」
石塚:「仮にそういう側面があるとして、以前女性陣からNPO関係だけは嫌だって言われた。」
○○:「何でですか?」
石塚:「一般的に貧乏だからだって。」
○○:「…なるほど、それじゃ仕方ないですね。」
石塚:「うん、仕方ない。(だから本気になる若者が居ないのか?)」

今この瞬間も、どこかで関係者が「そういうのは全部、責任持って石塚にやらせるから俺に任せてくれ。」とでも言って、人件費どころか諸経費もでない仕事を安請け合いしているのではないだろうか。もしくはそんな事業を企てているんじゃないんだろうか。不安で眠れない(爆)
そろそろ私の想像力も病んできた。そんなところで、間もなく世間は新年度だ。

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