「非営利組織」と言えど、


「非営利組織」と言えど、うちに「何か儲かる仕事無い?」と相談に来る人はあながちナンセンスではない。
例えばこれからは、公共事業等にからめて、企業が実績ある地域のNPOを買い上げてはどうか(意味が解るだろうか?)。せいぜい20~30人の正会員を送り込めばそれで済む。でなければ支援して立ち上げてもいいと思う。
また今はボランティアと連携する新しい観光産業が動き出している。起業のチャンスと動き始めている人も出始めているし、おそらく適うだろう。
国の法律改正も含めた施策の中で、NPO経営によるリサイクル産業が、これからもっと目立ってくるだろう。
そういった収益が上がる事であればNPOでやる必要はない。究極的な意識として、実は多くのNPOは、その関係者は、お金がないと言いつつ、適正な収益を上げる気もないのではないか、という事だ。内部の人間の殆ども「うちらはNPOだから」と変に納得しているのではないか。
うちへ依頼される仕事は人件費分がない。下手するとその他の事務経費すら見てもらえない。つまりNPOである限りは、評価されないかも知れない。みんな「ごめんね~、ありがと~。」と、素早く成果物だけ持っていく。請求書を出す間もなし、下手すると「請求?冗談でしょ?」と。「だって、おたくの理事が料金は要らないような事言ってたよ?」とか。…なんか愚痴っぽいが、まぁ良くある話だ(苦笑)。
ただ最近は「NPOも無料では仕事が出来ないらしい。」と、意識的には改善の傾向があり、代わりに「10万円払うから50万円分働いてください。」というのが組織の内外に関わらず標準的なところだ。
そういったところで働く分には、まず給料が満足に貰えないという事は想像に難くない(苦笑)。仕事の質・内容に関わらず、儲けても時給140円とか(爆)。
職員:「これじゃあ、マッ○のダブル○ーズバー○ーも買えないじゃないか!」
監事:「ぎりぎりポ○トはいけるかも知れない。」
理事:「NPOなんだから仕方ない。缶ジュースくらいは買えるだろ?」


ただ、不毛ではないかと感じつつ、こういう追い詰められた状況で、自分はどこまでやれるものか、という好奇心も芽生えてしまう危険性がある。それで済む範囲であれば。
高いレベルの活動をしているが、目立たない、広く評価されない組織もある。逆に内実とは裏腹に社会的評価を得ている組織もある(もちろん実績がなくて評価されないというのはありがちだろうが)。組織別に寄付金や協賛金などの額をみると解りやすい。違いは広報戦略だ。
色んな課題があり、改善策もあるが・・・結局は「ひと」に還るだろう。どうやるか、より誰がやるか、が問題になる事のほうが多いようだし。
今は例え伏字でも書けない事も沢山あるが、とりあえずは私が把握していればいいや。ふふふ。
現場を知らない方々で論じても仕方ないが、現場バカでもいけない。
まぁ、なるようになるでしょう。
これからは、出来るだけ「私のやり方」で、もうちょい地道にがんばって悩んで実践してみよう。

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