予定より1ヶ月前倒しの8月いっぱいくらいで


 K子さんと相談した結果、予定より1ヶ月前倒しの8月いっぱいくらいで、イーコム、グラウンドワーク、パートナーシップオフィスから組織的に抜ける事にした。正確には今度の土日に内定。
 なので、期待してた人たちには申し訳ないが、NPO・ボランティアサポータープロジェクトや、情報誌作成等、個人的には企画倒れに終る事は疑いない。次の機会に。
 思いつきの指示、潰される正論、イエスマンの跋扈、足の引っ張り合い、馴れ合い体質、危機感の欠如、協調性が無い個々の活動など、行政や企業にも同様の課題はあるだろうが、特に「思い」「使命感」などが先立つ組織では、理論だってのものは否定されがちで、本格的に議論する場や環境を作れず、提案したところで、常に本質から離れての話し合いになり、「というわけで、今までどおり。」「まず待て。」という事をズルズルと引きずって来てしまった責任もある。K子さんも、私のそういった部分を厳しく指摘される。


 また私は実際に、例えば理事会で承認されてない事業や、組織の名前を勝手に使って、理事など個人がやった事業について、組織の恥にならないように体裁を取り繕う事に加担もしていた。社長が会社内の合意を得ずに「まかせなさい!」と受けた仕事を、現場サイドから「そんな仕事はやれません。」と突っ撥ねたら、筋はとおるが対外的に体裁が悪い。今から思えばつまらない事を気にしていたのかも知れない。そして結果的に好き勝手にやる人たちを増長させてきた。でも、そこもNPOが抱える運営の課題として、今後はもっと公開しなければならない。余り派手に宣伝する気は無いにしても(爆)
 活動家は、私などと違って、気が大きい方が多い。私にとっては結構な問題に思えても、殆ど「大した事はない」と言われる。結果、信用を失っても「ついて来れない方がレベルが低い」とか。
 私のような小心には、アルバイト料の踏み倒しや、約束違反などは耐えられないものだが。
 このままでは庄内のNPOの総合的なビジョンが建てられない。現状、それぞれの担当者の役割と責任の明確化、ミッションの再確認などが急務のはず。共有できる目標や絵が無い。だが、私が居る限りは、どうしたところで「まぁまぁ、あとは全部任せるから。」の繰り返しから発展できないだろうとの結論になった。であれば、立て直すために離れる。それで自浄作用が無ければ終わりだとK子さんもいう。
 特に迷惑をお掛けして申し訳ないが、グラウンドワーク庄内の後任の事務局長には佐藤理事か金子理事が当たる事で検討する。庄内NPOセンターのセンター長という位置は、風間さんには私から運営委員会の代表をお願いした辺りの経緯からも、継続が妥当という話だが。いずれにせよ、入居団体はじめ、庄内NPOセンター自体は安泰なので何も心配要らない。奈己さんも居るし。要は私自身の身の振り方だ。これ以上は、ただでこき使おうとするほうも気の毒なので。
 あと現在私が担当している事業については、今年度中の分は無責任にならないように努めたい。いや、無責任にはしない。
 私1人だけが無理する必要は無く、逆に無理して続けている現状のほうが、それを許容するどころか強いている組織体制のほうが、今後より問題になってくるだろうとも思う。「彼は好きでやっているんだから、運命だから仕方無い。」くらいの勢いで雑務や難題を山積みされても、家庭持ちにとっては遊びも限度がある。
 また庄内地域の長期構想の中で、公的にもある程度はNPOも必要だねとの認知が得られれば、これまでどおり民間のみで、一部が自腹を切ってまで無理に続ける必要も無くなる。まして現在、そういった方向で進んでいる。
 私の役割は、3年間絶やさずに流れを繋げてきた、踏ん張ってきた、ここまででいいのかも知れない。

 U理事:「鶴岡にいる限りは無理だな。皆から、石塚くぅん♪、石塚くぅん♪…て。酒田に来れば?」

だってさ。

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