第5回の「ちょこっと講座&交流会」が行われた。講師は「はんどれい」のれいこさん。
日常とデザインというテーマだった。ここ3年来ほどのお付合いでしかないが、地域並びに色んな活動の大先輩でもある。が、意外と身近な人の講演を聞く機会は余りない。なかなか難しいことだが、デザイナーとして一番の仕事は、チラシやポスター、オブジェなどでもなく、その地域をデザインする事だと思う。という言葉には感銘を受けた。
ただ、ちょこっと講座自体、学生の意欲もトーンダウンぎみ。まぁ時期的に就職やら卒論やらで時間が取れる学生が限られているというのもある。代替はあるので今期が終わって自然消滅するならそれでもいいが、どんなものだろう。
さて、講師が帰られてからの2次会。またA部さんに禁断のスイッチが入った(笑)。
石塚「・・・GWの定款に災害救援するって書いてあるじゃないですか。」
A部「え?知らないよそんなの。」
石塚「何で理事が知らないんですか?わざわざ作った人達なのに(苦笑)。」
A部「じゃあ理事って何ですかっ!?ええっ!?」ここで発火。
今回の攻撃の矛先は、庄内NPOセンターとその関係者。協同歩調取らず。どこのNPOとも連携する気は無い。うち以外の地域のNPOはクズだ、庄内NPOセンターなんて任意団体の癖に(以下中略)とまで言われてしまえば、もう抑えられない。どっかーん。まぁ酒の席ではあるが、こういうのはマズいんだって(笑)。ええ~皆さん、どうか大目に(謎)。
草創期、5年~6年ほど前からやっているNPOの理事や関係者に多く見られるものの1つに、意外と強い反行政感情がある。役所がやってくれない、予算付けてくれない、協力してくれない、行政は信用できない、など。表面的には解らないだろうが、基本的には結構恨んでいるのかも知れないなぁと。
一番の原因は「今後はNPO法人化しないと補助金をつけない。」「任意団体のうちは役所では相手にしない。」と言われて指導されて法人化したが、予算もつけてもらえないし、扱いも任意団体と変わらない。なんか面倒な事が増えただけだぞ、という事で「だまされた!」という話らしい。うまくいったのは一部のNPOだけ。大多数のNPOは、その流れを引きずり、どうにもならないとか。つまりNPOは行政施策の被害者である、と。なるほど、見方はともかく、そんな時代もあったのか。
私は、未熟なりにも、要領が悪くても、実績は少なくとも、まじめに頑張っている人を、その組織を貶したりするのは許されないだろうと思っている。自分を良く見せるために他を悪くするのではなく、それ以上のものを示すほうが健全な方向だろうというのは言うまでも無い。ただ真面目に頑張って出来ないからといって、他のせいに出来ようはずもないとは思うが。人の思考とか感性というのは豊かなもので。
よし「だって」についで、「だめだ」も禁止用語にしよう。「それよりも」とかで代用したい(謎)。
ふいー。やっぱり思いがあって、本当に動ける、もしくは役割分担可能な実務者だけで、何より信頼できる者同士で、本当にビジョンを共有できるもの同士で、新しいNPOを作ってしまおうか。あれやりたい、これやりたい、そうなってほしい、まではいいが、それを実行したり実現に向けて進める力が、実際はどこもまだ弱い。もちろん経験不足という事もあるが。実働をてこ入れする組織が必要だ。逆に、私がやろうとしている事業や、やった事業を、どこの団体の実績にするか、という変な話になったり。
若い人をはじめ、新しい人の、より多くの参画が、致命的なことに信用という面で困難になっていると思っている。NPOって何?
私も今の段階で組織の運営に協力を呼びかける自信が無い。協力なり、参加なり、今巻き込めば、実情としてNPOの信用や私の信用がどうなるのか、など変な思考も巡る。
あまり信じて貰えないが、最近は少し暇なのだ(爆)。ちょっとクールに一歩引いて見ているというか、世話を焼いていないというか、断る技術が向上したというか。
金曜のとある会議で「しばらく育児休暇を取ろうと思ってます(笑)」と言うと、S田さんから「じゃあ、その間はNPOは完全に休止?(笑)」という話もあったが、そう認識する人が意外に多い。「石塚なんかより俺のほうが余程がんばっとるわボケ!」という苦情は出そうだが、こんな状況は本意ではない。このまま私だけが頑張っているという見られ方は、NPOにとって良くないとも考えている。
でも組織という枠から離れてみても、個人的に逃げられない。結局は仕事がすがってついて来る(笑)。相談も来れば、依頼も来る。携帯のみならず、時には自宅にも。がんじがらめになって、身動きが取れない。
来期から、ほぼ確実にNPOも合併や解散が出て来るだろう。そういえば、そんな手続きはまだやった事が無い。山形県内ではまだ無いはず。でも頼まれるだろうから、ちょっと手続きの確認はしておこう。