朝8時から農園に張り付いていた

Posted by – 2004年6月27日

例のごとく、朝8時から農園に張り付いていた。だだちゃ豆の苗の供給が終ったので、土曜日は農園に張り付く「必要」が無くなった。
今日は農家の指導員の方が4名も来られたが、「生徒」は一人も来なかった。「誰も来ないか。他の市民農園とか見てても思うが、最初は耕したり好きなもの植えたり、初めてなら特に楽しいものだろうけど、だんだん草むしりとか土寄せとかが現実として大変になると、やっぱり飽きてくるんじゃないのか?(笑)」との発言も。
決してそんな事は無いと思うが、入園者もたいていの日曜日の朝には来る、というのが難しいだけだろう。ただ反面、せっかく指導に来てもらえるのだから、という気がしなくもないが、要は農家の方も指導できないと詰まらないというのは解る(笑)


来年度の運営について、既に改善案を作成し、検討に入っている。個人的に考えている事は…、現状の区画面積を16%カットすると、8㎡減の42㎡。市で提供している農園より、まだ2㎡広い設定になる。面積が減れば、その分維持管理も楽になる。加えて入園者や大学の先生方、農家の方々の要望に極力合わせ、講習会やイベントの開催などを再検討したり、必要なサービスを見直し、全体的な料金を20,000円から15,000円にして、試しにランニングコストを25%くらいカットして運営できないか。面積が減った分、現状の区画数が、41から56には増えてしまうが、その分埋まれば、入園料を減少させた分の赤字も最小限で食い止められる。区画面積16%カットの入園料25%オフなら、妥当な線ではないか。…やっぱり余り意味無いかも(苦笑)
というのも、何でこんな事を考えているかというと、「サービスや企画内容が確かに素晴らしいのは解るが、年間20,000円では余りにも高すぎる。この辺の平均的な市民では借りたいと思っても中々無理だ。だいたい5,000円から8,000円がいいところで、それくらいなら、いくらでも借り手が増えるんじゃないだろうか。まずは何といっても価格設定だ。」という、一部の入園者からも同じ意見があるからだ。確かに現実問題、営業で一番の課題だった。「それなりの価値はありまっせ!」と言っても「でも高いからなぁ…。」の一点で中々落ちない(苦笑)。私個人にも、内心「やっぱり高いかなぁ…」という弱気もあったし(笑)。まぁNPO側の営業下手、マーケティングの失敗、というのはある。個人では高いが、団体やサークルでなら、もっと借り手はあるだろう。…ただ、団体も短期間で10かそこらは廻ったんだけど、市民団体はまず100%アウトで、企業でも特に余裕がないと参加は難しいようだ(苦笑) 現実的に借り手が無い区画がいくつか生じてしまった。
仮に年間5,000円にしてもやれない事は無いが、そうすると逆にイベントや講座など何も出来ないし、農具の修理なども出来ないだろう。土地・区画を提供するだけの、普通の市民農園だ。また運営は入園者で自治会を作って主体的にやってもらうしか無くなる(最終的にはそれでいいかも知れないが)。
ただ20,000円から5,000円引いたくらいでも、高い人は高いと言うだろう。その辺は強気でいいんじゃないか、と周りからアドバイスはある。駐車場付き、トイレ・休憩小屋付き、蛇口をひねると水が出る灌漑用水完備、鍬やスコップ、ジョウロ、バケツ、剪定ばさみなどの農具のみならず、テーラーなど管理機も貸し出している。まして毎週の様に、現場で農家や指導員の方が教えてくれる。JAの協力で、一般の市場では手に入らない、ブランド種の「だだちゃ豆」の苗の特別供給を受ける事も出来る。ふらっと手ぶらで農園に寄っても、必要なものは殆どこうして準備してある。こうやって提供しているサービスから積算すると、20,000円でも足が出る。まともに損得勘定すると、まずやれないところだ。そういった条件でも更に安くしろと言う人は、借りなければ良い?と。
もしかすると、仮に150万円の大衆車と600万円の高級車とどちらが高い?という話で、本来的に天秤に掛けられるものでも無いかも知れない。もちろんおおよその人は高級車がいいとは言うけど、そんな簡単には買えない。でも高級車が欲しくて高級車が買える人は、そっちのほうがいいと言って買うだろう、という理屈もある。市民学習農園はブランド志向を目指そう、と。
市民学習農園のサービスと機能、どういった形がいいものか。市民が気軽に参加できて、楽しく学び交流を深める、というのが最大の狙いのはず。
ま、グラウンドワーク庄内から損をしてもらえば、それだけ安くはやれるのだろうが(笑)
実際、余りの容易で無さに、多少の思いや理想などは吹き飛んでしまい、率先者や関係者も、ボランティアスタッフも逃げ腰というか、何かと他で忙しくなってしまった様で(苦笑)、あとは事務局である私に労力やら苦悩が全て集中してしまうという部分で、どうやって組織的な損害を抑えるか、ボランティアの犠牲を抑えるか、もうちょっと自分が楽を出来ないか(爆)、という、どちらかというとマイナス面で物事を考えてしまいがちな、若干弱気というか、そんな思考も巡る今日この頃。いかん、いかん!
何というか、来年、再来年はもっと良い事業に出来るつもりはあるけど。その具体的な形が、まだあやふやで。なかなか大きい宿題だが、将来性はあると思うので、がんばってみようと思う。

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