庄内NPOセンターの運営について「何でアナタ方は上手くいってるの?」という事で、県庁職員と某NPOの方々が、明日の午後に相談に来られるらしい。
石塚:「と、言われても何ででしょうね。」
伊藤:「NPO法人じゃないから、でしょ。」
石塚:「それもあるか。」
人や組織を繋げるにも、それなりの魅力やメリットもないと、単に県直轄のNPOだからというだけで統制しようとしても無理。逆に驕りじゃないかとの批判が出る。
でもそんなに頼られても、私も基本的に頭悪いんだけどなぁ。偉そうなハイバックチェアに座って愚痴愚痴言ってるだけで、何も実績もないし(笑)。
ただ毎年毎年、あちこちスタッフが変わる。1年2年が限界で、内部のノウハウも人脈も振り出しに戻る。長く続けるには、自分自身でその辺りをマネジメントしないといけない。NPOの大半の役員も、片手間で気が向いた時だけの対応では、責任面でも限界があるし、そもそも無理だ。当てにしてはいけないし、返ってその辺の正論は、内部で嫌われる(苦笑)。
県の長期構想策定で何件かヒアリングがあった。
期待する事、要望、金くれとか何でもいいと言われても、余り考えてなかった。というより、失礼に聞こえたら申し訳ないが、個人的には極めて当てにしていないというか。まずは仮にもNPO法人なら補助や支援を当てにしない気概くらいは示した後での支援というか(苦笑)。まずは自主自立した上での、というか。その後でどう連携できるか、協力し合えるか。
せいぜい、事業を委託する際は、それを調整する人件費部分なんかもちゃんと見てほしい、無償で仕事を継続できる訳じゃないんです。そういった認識を少し変えて頂けるとうれしいですね、くらいだろうか。難しいところだ。
中間支援についても、アドバイザーとの話の中で、
石塚:「うちは中間支援じゃないですよ。」
若松:「でも実質そうじゃないですか(笑)。」
石塚:「例えば?」
若松:「相談しにくる人も多いし、情報を求めてくる人も多いし。」
石塚:「でも形式的には違うんですよ(笑)。だから違うんです。」
くらいで。民間で中間支援を成り立たせるのは容易でない。1日中相談に乗ったり話し相手になってばかりだと、私個人の生活が無い。行政も、ある程度の中間支援の機能的な必要性を解りつつ、でもちょっと理解する訳にはいかないんだよね~、という部分は、この地域におけるNPOが、いまだ市民権を得てない故なのだろう。
あくまで個人的に、建前的にも、あいつは好きでやってるんだから、と言われれば、半分はそうだから、仕方ないのかも知れないが、反面、辞められたら困る、ちょっと待ってくれ、という反応もあり、どっちやねーん、と感じるが、差し当たっては、そういうところだ。