たくさん寄付が集まってくるという実績


いい事をやれば、感謝されるような仕事をすれば、たくさん寄付が集まってくるという実績は少なくない。
が、私が関わるNPOの殆どは、自分たちがやりたい事をやるのであって、逆に日常生活の課題解決というよりは、趣味とか娯楽とか、文化度の向上とかに関心が向かいやすく、本当に日常社会で困っている人を助けるという方向とは、少し違う仕事が多いような…。いや、重要だと思うし、決して身内だけで自己満足して楽しんでいるという訳でも無いが…。
ちょっと挨拶した際、市役所のS課、U課長から、「NPOも行政の補助金頼みでばかり仕事してれば、最近はだんだん辛くなってきただろう?行政自体のお金も減ってきてるんだから。」などと言われれば、そのとおりなのか、そういった仕事を引き受けて来られたとして(苦笑)、人件費が出ないしわ寄せを、事務局という現場でどれだけ持ち堪えられるかどうか、無給で働けるキャパがどれだけあるのか、という事にもなるのだろうか。
フン、自分の思い付きやわがままが、現場にどれだけの負担を押し付けているのか、知らない振りしてないで、NPOの理事にも少し気にして欲しい(笑)。ただ雰囲気的に、もしかすると気のせいかもしれないが(苦笑)、行政の中でもNPOを少なからず厄介と思っている人の何と多そうな事か。言葉の端からも、少し気になった。ちょっとした話題の中でも聞く事はあるけど、NPO側の、対行政的な手法にまずい所も少なからずあるのだろう…。もうちょっと狡猾にならないと(苦笑)。


私は余りにもNPO内部に、ちゃんとしろ、ちゃんとしろ、と言い過ぎたかも知れない。余り良くない方向で、NPOの敷居をあげてしまっているのだろうか。さすがにサポーターとして手伝ってくれてる学生とかに「責任取れ」などと言った事は無いが(笑)。
基本的に、使命感とか嗜好とか、やりたいからやるのであって、気が向いた時に、手が空いた時に参加するのであって、やると言ったからには、約束したからには義務とか責任が生じる、というようなニュアンスで捕らえられるのは、理事といえど重過ぎるらしい。
「石塚の言う事はもっともだし、確かに正論だろうけど、逆に煙たがられる。まぁまぁ皆楽しんでるし、やりがい感じてるみたいだから、それでいいじゃん。」と諭されると、どうもなぁ。確かにある程度「やちゃくちゃない」ほうが、理事もサポーターも確かに気軽なのだろう。逆に言えば、正確が曲がっている私などには、自ら「NPOなんて信用しちゃならん。」と言ってる様にも聞こえるし、それだったら法人格なんてわざわざ取るなよ、とかも思うが。この辺りのバランスも難しい。
にしても我が子はかわいい。

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