朝陽学校とマリア様のお話し


2002年8月4日(日) 薮田充彦


前回の神道・仏道に続き、今回は朝陽学校とマリア様のお話しです。今、鶴岡市図書館の郷土資料館で朝陽学校展を開催しています(まだやってるはずですが・・・)。その中に当時の図面があります、外壁の色がブルーなんです。といっても青というよりは水色(やさしい色)です。鶴岡の疑洋風建築といえば、致道博物館の旧西田川群役所や鶴岡警察署など外壁白ベースの建築を思い出します・・・
朝陽学校が建設される当時のえらい人(名前は忘れてしまいました)が外壁を水色にするよう命令を出したそうです。マリア様と関係あるのか?というとこの色は、マリア様の服の色なんだそうです。疑洋風建築というから外見重視に外国の要素を取り入れているのかと思っていましたが、外壁に気を使い、その色に意味があるなんて・・・知らなかった。しかも学校建築にマリア様の水色を使うなんて、当時のえらい人の子供達に対する思いが伝わってきそうな感じがします。聖母マリアの羽衣をまとった朝陽学校、そんな素敵な学校を一度目にしてみたかったものです。

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