自己目標の達成率は3割。


 5月末より、自己目標の達成率は3割。予想通り(爆)、他の事にばかり労力を割かれて、1人で2ヶ月でやれる事はこのくらいだろうか。
 明日は子ども交流事業をキャンセルして(何とか他でがんばってくれい)、グラウンドワーク庄内関連で市との打合せがある。夕方以降は、酒田市内のホテルで、パートナーシップオフィスの総会とレセプションだ。
ライブカメラで映ってたら面白いのだが、夜に見知らぬ人が来て、入ってくるなり怒られた。
 要は、ここは市民の税金で一体何をやってるんだ、よく解らん、NPOだかNGOだか知らないが、流行ものもいい加減にしろ、あんたらがそれだけ無駄な事やるおかげで、世の中が(中略)…という内容で、というより単なる言い掛かりで的外れなものではあるが、相手にする分やる気が低下。解って貰おうにも、こちらの言う事など元から「うそつけ!」「そんな事は知らん!」等と聞く気無し。つうか、こんだけ無礼な奴は、年配と言えど多少強引にでも追い出せば良かった(苦笑)。
 ま、たぶん相手は言いたい事をぶちまけてすっきりしたであろう。もしかすると少し酔ってたのか。まぁそれだけ何かに対して(本来的にNPOでは無さ気)、不安や怒りやストレスが溜まっていたのだろう。
 何となく、こう言ったらヤバいかも知れないが、特に高齢な方々に多いような気がしている官尊民非な気風の中で、行政に面と向かって言えないような不満も、民間になら向けられるというところがあるのかも知れない。いずれにせよ、損な役割には変わりないか。
 さてさて、このまま周囲の思いや善意に対応していくのも、そろそろ限界だ。そろそろ限界とは今までも言ってきたが、本当に限界だ(笑)。私自身、財布も通帳も、ほぼスッカラカンに近い(爆)。活動はギブアンドテイクで、組織に入り、私個人から出る(謎)。月収も、とりわけ一番作業量の多いNPOからは殆どゼロ、既に給料どころか家賃や水道光熱費だけでヒーヒー言ってる。う~ん…理事も個々に本来的に自分が好きな活動で忙しく、NPOについては「あとはヨロシクぅ!」という状況で、一般的に見れば無責任といわれても仕方無いだろうが。ま、市民活動とは大様にしてこんなものだろう。が、しまった…そんな状況下で1人残された(笑)。助成事業ばかりでは、人件費(給料)や諸経費(家賃など)に支出が廻せない。個人的に、他のバイトでも5~15万くらいが良いところで不安定、そこから更にNPOに運営費を入れている。いまだ周囲から寄付してもらえるほど、期待や評価はない。PRもしてないが。
日々の交通費と付き合いだけで消える。これじゃ本来的に生活できん。もっとも、NPOで飯を食うというのが社会的に早過ぎるか、もしくは今の環境下や制限下では無理という事か(こういう言い訳を考えよう)。
 「ちょっと10分か15分手伝って」と言われ、半日拘束され強制無償労働だったり。私は学生だからいいですけど鶴岡の人は、何でそんなに人をタダで使おうとするんですか?と学生に言われた事があるが、認識はともかく…やっぱそうなのかな。いや企業はちゃんとしているから、そんな事は一切ないと思うが、儲けるのは悪徳、自己犠牲は美徳、というイメージは特にNPOでは強いだろうけど。でも自己犠牲を強要してはなぁ(爆)。
 なんとか上手くやれないものだろうか。今のところ結局は、内部関係者が率先して対外的にも「NPOだから安くていいよ、お金いらないよ」と言ってるような部分が課題なんだろうけど(苦笑)。それと「私たちも無償でこれだけ頑張ってるんだから、あなたたちもこれくらいは無償でお手伝いしてくれてもいいはずよ。」という周囲への「甘え」が、これも3年間抜けない。そういう論法のみで人に協力を求めるのは、基本姿勢としては違うと思う。
ただ、あくまでそういう風にしか期待されないというのなら、そういう事に特化してもいいのか。職員をおかずに事務局を廻せる様に、自分のわがままに責任取らなくても良い様に(爆)、どうやってシステムを作るかが問題だが。うむ…マイナス志向だが、プラスとして考えてみよう。おかげで早く足を洗う事が出来ると(笑)。
 確かに、NPOに関わってると、一見して負担が増える。一見してというより、それを負担に感じる人には負担に感じるものなんだろう。人の付き合いが嫌な人や、それを面倒に思う人には、まず積極的にオススメできない事ではあるし。
 一番辛いのは、例えば周囲から「父にNPOに関わるなと言われた。」とか聞く時だ。私自身、周りからよく言われては居るが(苦笑)、自分以外が言われると、精神的にもだいぶ辛い。
 庄内だけかも知れないが、NPOに対する大半の見方は「彼らは好きでやっている」「勝手にやっている」というのが雰囲気的にも殆どだ。挙句に無責任だと。確かに、半数以上の市民の支持を得てやっているというわけでも無いから、見方に拠っては少数扱いではあるだろうが、特に障害を持った子の親などからすれば「好きでやっているとか、やりたくてやってるわけじゃない。」という話にもなるかも知れない。無責任になり易いのも、それだけ無理をしながらも必要で且つ誰もやらないから、でも何とかやっているからだ、と言えなくも無い(ぶっちゃけ本当に無責任なところはあるけどね)。
 一部の好き勝手…か。結論からすれば「おおよそ、それだけでやってるわけでも無いんだけどね。」という事だが、何よりも…理解には時間が必要だと思う。
 今回の災害救援活動にしても、そういう感じがあった。好きでやっているとか、勝手にやっているという建前の見方はあっても、協力して欲しい、手伝ってくれてありがとう、という部分など。ま、私個人は、それでもいいが…。
ここ最近、県内のNPO、特に事務局長や現場の長の中でも、鬱病や不眠症、精神が不安定になる症状が続出している。組織運営であったり、会議室と現場との軋轢であったり、周囲の期待であったり、目標と現状のギャップであったり、それぞれではあろうと思うが…私もそんな事に気を廻している余裕は本来的には無いはずなのだが、由々しき問題だ。どうすればいいのだろうか。
 地域を支える陰で、現場ばかりが、どんどん消耗し、傷ついて倒れていく。

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